建設キャリアアップカード審査 年号や名前を記入する際の注意点!

    建設キャリアアップカードを申請したけれども、審査でNGとなってしまい再申請をしなければならなくなった人もいると思います。

実はこれ、非常に多いんです。

だいたい月々で4~5万人が申請をされてます。その6割が審査で不備、やり直しとなっているのが現状なんですよ。


たとえば4万5千人が申請したとすると、2万7千人がやり直しになってしまってるわけです。

びっくりですよね。

 

何故、これほどの大人数がやり直しとなっているのか?その実態と対策をお伝えしますね。

申請年月日・氏名を記入するときの注意点

かなりの時間をかけて何十枚もの申請書類を準備したのに、西暦を入れなければならない申請年月日の入力箇所に和暦を入れてしまっているというパターンをよく目にします。

たったそれだけのことでNGになってるケースが圧倒的に多いです。年号記入の場所は4マスで数字をひとつずつ2・0・1・9と丁度収まるようになっているんですが、令・和・元・年とも入れられますよね。


私ならそうしちゃいそうです!令和がはじまったばかりで新元号が新鮮で使いたいという思いもあったりして・・。というか、そもそも、西暦でも和暦でも年号わかるじゃん?

どっちでもいいんじゃないかという感覚を持ってしまいますね。ところがこういうほんのちょっとの間違いで審査基準ではじかれてしまうんです。

申請された方から、やり直してくださいと書かれた不備レターが届いた!どういうことなのでしょうか?という問い合わせが随分きてます。申し訳ないと思うし気の毒な思いに駆られます。多くの場合が年号や名前の書き方が原因となってしまってるようですね。


年号と同じく名前の記入で注意してほしい点をお伝えします。

フリガナは絶対入れ忘れてはいけません!

なぜかといいますと、漢字はひらがな、カタカナ、ローマ字と違って幾通りもの読み方ができるから漢字表記だけだと厳密な本人確認ができないということなんです。

鈴木という苗字は日本人なら誰でも間違いなくスズキと読みますよね。ところがリンモクと読めなくはないわけです。

私には東(ヒガシ)という友人がいますが、近所には東(アズマ)さんという方がいます。

漢字だけではどう読むか判断できない場合があるんです。

また、外国籍の方もかなり申請をされてきてますが仮にMichael  Jacksanという人が英語表記だけで申請しても、これをマイケルジャクサンさんと捉えればいいのか?ミカエルジャックセンさんなのか判別がつきません。

いっそのことローマ字表記でMaikeru jakusanと書いてくれるほうが読み方がはっきりわかります。更にはマイケルジャクサンとカナが書いてあれば確実なわけです。

漢字名や英語名だけしか書かれていないと識別不可でNGになるんですね。

 

それから苗字・名前と無関係な記号やマークなどが入ってしまっててもアウト。

 

たとえば

ミッシェル , ジャックサンとかSuzuki  – Taroとか、

何気に苗字と名前の間に点やハイフンを入れたい気持ちはよーくわかるし、私もノリで(?)時々やってます。

ペンケースとかスポーツバッグなんかを新調したとき名前を書いたりするんですが、そういう時に苗字と名前の間に、横棒の − をいれたりしちゃうんですよ。

なんかちょっとアクセントがついてそのほうがカッコよく感じちゃったりして・・。

自分だけかなあ(汗)。

ですが これ、ダメです。

建設キャリアアップカードの申請内容記載・入力はなぜそんなにややこしくて面倒なのか?

そんなことくらい審査側でなんとかしてよ!大目に見てよ、あんまりだよ!という声が聞こえてきそうです(汗)。

もちろん審査側が意地悪をしているわけではなく、いたずらに審査基準を厳しくしてるわけではないのです。

コンピュータの認知ロジックの関係で年月日は西暦、つまりすべて数字でなきゃダメという点と、本人確認や取得資格の確認は申請書類に記載・入力された氏名の文字やフリガナと、

住民票、マイナンバーカード、パスポート、免許証等の本人確認証にある記載が完全一致であることが絶対なんですね。

根本的な方針として申請者の機微な情報、貴重な資格情報を間違いなく受け取って、事実と相違がないことを再三にわたり徹底確認して、寸分の狂いなくしてカードに収めていくこと必須となっているなわけです。

これからカードを持ち、それを生涯にわたり活用する人を守るためなのです。

ここだけは1ミリの妥協も許されません。

郵送については、本人確認書類との目視照合の結果で和暦記載を見え消し修正することでOKにする方向で基準を緩和する方向になってきてます。こちらで「補記」をして処するかたちですね。

恐らくWeb申請についても先々はシステム機能を向上させて、審査部署側での修正が可能になる方向だと思います。

しかしながら当面はNGなんです。

こんなことで申請やりなおしとなってしまうのはとてももったいないことです。

こういう細かい留意点が伝達される機会がなかったからか、ほんとに、ちょっとしたところの間違いで惜しくもやり直しとなってしまうことが驚くほど多いです。

審査側も日々、申請者の余計な手間を省くためにNG基準の見直しや申請書の形式、Web入力画面の簡易化などを中心に誤記入・誤入力を阻止する改善に取り組んでます。

たった一箇所NGだっただけでゼロからの申請しなおしではなく、間違い部分だけを再送いただく方向に改善の検討がされてきてます。

資格試験とかの合否のように、実力が伴わなかった結果とかいうわけではなく、単に一部分を書き間違えただけなんですからね。

合格率を現在の4割から5割、6割と増やして、出来ることなら9割、いえいえ、申請した人全員がやり直しにならなくなることを目標にしたいところです。

まとめ

いまお話ししてきたように、再申請となったときに数10枚の書類について最初から全部作り直すという、悔しくて遣り切れなさも感じる事態はこれからは少しずつ回避できると思います。

でもまだまだ大幅な改善は試行錯誤の途上にあり、まだ少し先になると想定されます。

実際に私が本日勤務している間もコールセンターに、年号記入のミスがあったと不備レターもらったけど、どういうことでしょうか?という問い合わせをいただいてました。気の毒だと思ったのですが、今現在は、再申請していただくしかない状態なんです。

もっとやりやすくなるタイミングを待って申請するという考え方もあるとは思いますが、これを読んでくださっているみなさまには記載されている注意点に気を付けて審査を上手に通過していただき、一刻も早くこのカードをゲットしていただきたいと思ってます。

これを読んでくださっている方は年号や氏名の記入(入力)のちょっとした間違いをしないよう細心の注意を払ってほしいです。

このサイトの別記事でも、顔写真や本人確認書類申請書の間違いやすい部分とかをお伝えしてるのでそちらを是非みていただければと思います。

そして今後の申請では審査一発通過を狙ってださいね。

 

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