首都直下型地震がテーマのNHKスペシャルは近々起こる震災の予言か?

NHKスペシャルで、体感 首都直下型地震ウィークという表題を掲げて首都直下型地震をテーマにしたドラマの放映がありました。

普段は平穏無事が当たり前と思い込んでいる東京の渋谷駅、杉並区の町が大震災と大火災、群衆雪崩で想像を絶する地獄絵のような様相、王子駅が没落するシーン!一瞬、本当に今起こっている災害報道かと勘違いしてしまうほどリアルな演出が施されていましたね。

迫真の演技を繰り広げられているのが有名な役者さんたちなのでドラマだと気付けてチョット安堵しました。

あれが本当に起きたらと思うとゾッとします。しかも近い将来に起こる可能性が充分にあり得るとも言われているので居ても立っても居られない心理状態に追い込まれます。

しかしながら何故12月の忘年会シーズン、クリスマス、年末年始の時期でなんとなくワクワクする時期なのに、こんな恐怖心に苛まれ、痛ましく悲惨な放映を1週間連続でするのだろうか?

もしやほんとに近いうちに大きな地震が首都圏直下で起こることの予兆ではないかという思いが脳裏をかすめてました。

そうこうしていると、なんと、

ここ数日、毎日地震が頻発してます。

考えたくない事態がホントに起こってしまうことを公的機関で確信されていて意図的に注意喚起をしているのではないかと考えてしまう人も多いと思います。

このドラマは予言なのか?単に手の込んだ見応えある作品として鑑賞するだけで良いのかを考えてみました。

 

 

 

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NHKは首都直下型地震を予言しているのか

予言ではなくもう少し現実的な根拠を礎とした予報と位置付けていいのではないかと思います。天気予報で明日の天気は晴ですとか雨になりますよというような狭い時間軸ではないもののこれまでの地震発生の詳細記録や地殻変動の観測からかなり精度高く予測ができると思われます。

気持ち高揚するクリスマス•年末シーズンに悪戯に暗く怖い話題をわざわざ提供しているとは思えません。

でも仮にNHK側の都合だけでこのタイミングで放映されたのだとしても、時期を合わせたかのように

 

ここ数日に地震が頻発していた事実は否定できません!

 

 

大地震発生のアラームと捉えてこの機会に心構えと物資確保や連絡網、避難先確認、正しい避難の仕方を把握することに重きおくことをお勧めします。

NHKがこのテーマをこのタイミングで取り上げた背景がどうであれ、近年起こっている惨事を想起し、間近に迫っていると思われる更なる天変地異に備えることを自然界が人間社会に警告していると考えてみてはどうでしょうか。

NHKの宣伝をするつもりはありませんし、その立場でもないのですが、今回提供してくれたメッセージを防災知識と考動を得るためのフレームワークに出来ればよいと思っております。

高橋克典さん演じるニュースの編集長である江口繁之氏の第一話で放たれた

「結局誰も、本気でこうなった日のことを考えてなかったってことだ」

というセリフがズシリと重く心にのし掛かってきます。

このドラマのような光景を見たくない、遭遇したくないと私だけでなく誰もがそう感じているでしょうね。自分だけはきっとそういう目には遭わないだろうと思い込んでいる人も随分と多くいると思います。私もその一人です。

ほんとにこのような大惨事に苛まれることになったら手も足もでずに途方に暮れてしまうことが心の奥底で予見できてしまうので、

考えないことにしようという防衛心理が働くからというのもあると思います。

しかし、政府直下のチームである公的機関の中央防災会議で平成25年にまとめた見解によりますと30年間に

7割の確率で発生する

と言われています。かなり高い確率ですね。

 

 

有事に備えるべき知識やグッズ

今回地震が連続して発生茨城北部は他界した母親が晩年一人暮らしをしていた実家があります。3.11の震災時には実家もかなりのダメージを受けました。

2011年3月11日14時46分、以前から腰痛を患っていた母は独りで床に伏してました。火事場の馬鹿力というのでしょうか。普段では起き上がることがとても億劫な母が避難を試みるべくスクッと起き上がり自力で外へ逃げようとしたらしいです。

しかし大荒れの海洋を漂う船のごとく揺れて前後不覚になり、築40年の老朽化した家は柱が軋み音を次の瞬間一部損壊!家族の食堂兼台所にあるテーブルの下に身を伏せるしかなかったようです。

部屋の上部に設置されている食器入れのすべての扉が揺れで勢いよく開いて、ガラスの大皿やコップが降り注いできて床にたたきつけられてけたたましく炸裂していく様子を身を縮め怯えながらひたすら揺れが収まるのを待つばかりだったようです。

私自身は、同刻に港区の高層ビルにある会社で社員の皆とヘルメットをかぶり揺れの恐怖で机の下にうずくまってました。

床が上り坂のように傾いて揺れて、備え付けてあったロッカーやキャビネが右へいったり左へいったりして生きた気がしなかったです。

しかし、直下型でなかったので被災はせずに済んだのと、ロッカーやキャビネっとが地震対策や可動式のレールで固定されていたので落下がなく、助かりました。

茨城北部で被災した母親は兎に角、高所にある戸棚は紐やゴムなどで開き戸の取っ手を結わえておくこと。開閉が面倒でも、いざというときには防災になると切々と訴えてました。

私は勤務先ではロッカー・キャビネが固定されていたことで救われたことを実感してます。

このことからご家庭では、タンスや戸棚をしっかり固定しておくことといざというとき潜り込むことのできるテーブル下のスペース確保

これがとても大切です。

ほかには、
簡易トイレ、電池、懐中電灯、スマホ充電器(満タン必須)、10日分以上の飲料、食料、サランラップ(食をとるとき食器を包んで食べるものをのせれば食器が汚れず何度も使える)、防寒にもなる防寒具等々確保しておくことが肝要です。

あと、いざエレベータや瓦礫に閉じ込められたときにホイッスルがあると居場所を伝えられて救われることがありますので是非携帯することをお勧めします。飲んでいる薬も一週間以上の分量を携帯されると良いと思います。

備えておくべきモノにつきましてはまだまだ、全然書き足りないと思います。

これらについてはとてもためになる関連情報がネット上に出ていますので是非そちらも参考にしましょう。お住まいの地域にある防災センターにいくといざというとき功を奏するとてもよく考えられている防災グッズがたくさんあります。

一度お出かけいただくと良いと思います。

昔勤めていた会社の入口に大きな砂時計の中に入った地球のポスターが掲示されてました。砂がすでに半分ほど砂時計の下の部分に落ちて大分減っている上部ガラスの中に入った地球が傾いてる絵です。

そして「心得てますか?大地が揺れる日を・・」というようなキャッチフレーズが書き込まれてました。

これ見たときの衝撃を20年ほど経った今、改めて鮮明に思い出します。

今回のNHKのドラマは砂時計内の砂がいよいよ減ってきていて、砂の上にある建屋が、ぐらつき始めてもおかしくないことを警告していると考えて、皆で気を緩めることなくこの師走の時期を過ごしていただきたいです。

 

 

 

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まとめ

天災は防げなくても人災はある程度防ぐことができます。事前対策もできる限りのことをやることが肝要だしできると思います。国を挙げて対策を講じていますし、各防災機関も技術面・設備面・メンタル制御・情報発信についての最適化に取り組んでいます。けど、それにも増して我々一個人が身近で日ごろできることを常に行い備えておくことが非常に大事だと思います。併せていつでも来いとまで強気にはなれなくても今起き得るかも知れない覚悟を気持ち武装しとくことも大事ですね。今回放映されたNHKスペシャルのドラマは予言と捉える気持ちで心に刻み込んで、この機会に是非お互いに有事に備えることに万全を尽くせるといいと思います。そして皆で備える姿勢が震災という悪魔に対する魔除けとなるといいなと思ってます。みんなで災害大国ニッポンを強かにしなやかに快適に共存共栄していければいいなと思っております。

 

 

 

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