溶接資格をキャリアアップに繋げる方法(建設業界転職テクニック)

先日、うちのマンションの外壁補修工事にきてくれていた工事業者さんと
挨拶がてら世間話などしていたら、

会話のなかで現場がかわるたびに、
身分を明かしたり所有資格を提示する手間がいつもつきまとうという
苦労話をしてくれました。

初めて公的に取得した資格は溶接技術だったそうです。

溶接ってかっこいいですよね!憧れます。

そのときの感動は10年以上経ったいまでも忘れられないとのこと。

それから高所作業、電気工事士、クレーン作業等々、
必要にせまられて20種類以上の資格を持っておられるということです。

それだけでも凄いですよね。

ところで、資格証は手帳タイプや賞状タイプなど形や大きさはさまざまで、
新しい現場にいくたびに、持っている資格を伝えることがとても面倒だと言って
おられました。

資格を所持されていることは尊敬に値すると思いますし、もちろんそれを堂々と
提示してなんら問題ないとは思うのですが、自慢してるととられるのも本意ではない
という心情も手伝って、とくに日本人は自分から主張するかのように持ってる資格を
言いにくい・公表しにくいということもあるのではないでしょうか。

資格取得までのご苦労もさることながら、毎回毎回それを伝えるのも至難の業と
思いました。お話しをしていると業者さんたちはその手間がキャリアアップの
妨げになっていると感じておられることがわかりました。

そうなんです!

持ってる資格を手間なくさらっと伝えることができたり、入職のときにする
社会保険手続の面倒くささが転職・キャリアアップの妨げになっててることが
随分とあるようですね。

更には、持ってる資格や社保加入状況を一度申告したら業界全体で共有して
もらえてたら大変に助かるりますよね。

そこで!

 

この悩みを一気に解決してくれる建設キャリアアップカードを紹介する次第です。

建設キャリアアップカードとは?

加入状況手続きや資格表明が面倒なことや建設業界全体での技能者さんたちの
資格情報についての共通認識がされにくいという悩みを一気に解決してくれるのが
このカードなんです。

 今年度2019年4月から開始されたばかりのカードシステムなのでまだあまり
知られていないようですね、お話してた業者さんやそのお仲間のみなさんも
このカードをご存知ではなかったようです。

そんな便利なカードがあるんですか、
仕事終わったら調べてみますと仰られて
ましたよ。
 
技能者・事業者が取得されている資格や職歴、社会保険加入状況、事業内容、
経営実績、労災保険加入状況や納税実績等のデータを一括して取り込んだ
顔写真入り名刺サイズICカードです。
今年度平成31年4月から国土交通省、一般財団法人建設業振興基金が主体となって、
全国の技能者・事業者おおよそ400万人を対象に普及促進に取り組み始めているん
です。これを手にした技能者はカードを就労先の読み取り機にピッと翳すだけで
「私はこれとこれの資格を持ってますよ~、これまでにこういう仕事をして
実績、功績を重ねて来てるんですよ〜」と、瞬時に経歴を伝えることが出来たり、就労先の出退勤管理システムとICカードシステムが連携されているならば
このカードをピッと読み込ませるだけで出退勤の報告もサクっとできちゃいます。 

新しい職場へ応募するときや就労開始時の事務手続きをする度に履歴書や
資格証明書コピー、大型の額縁サイズのお免状などを細心の注意を払って
やっとの思いで準備・持参して採用部署や事務手続き担当に提出して

内容を伝えていた手間、タイムカード打刻とか手作業による日々の出退勤申告の
煩雑さや所有資格・功績の伝えにくさによる面倒くささを思うと、

このカード出現による効率性は雲泥の差ですよね。

所有資格や経歴が正確に雇い主に伝達され、認知されてされていることにより、
どの現場でも均一適正な処遇・労働条件を得ることができるのでお仕事への意欲、
やり甲斐アップにもつながると思います。

一方、事業者にとっては事業内容や労働災害保険の加入状況、経営状況等の伝達が、
事業の所属する技能者の資格や勤務歴が即座に確認出来ることから管理の手間が
大幅に削減出来ます。

建設業界全体で統一された横断的なシステムなので技能者・事業者ともにいつでも
どの職場でも同じように、共通のデータと操作手順で諸手続きがサクサク出来ことに
なります。

持ってて損することはなにもないですよね。

しかしながらこのカードの普及率は現在のところ3%に満たないのです!

手間は一時 持たなきゃ一生の損

建設業界に従事する技能者・事業者はおおよそ300~400万人いるなか
申請者数は4月で3万人、5月と6月それぞれで5万人、

この記事を書いている7月の推定人数は4万人強というのが実態です。

まだ、申請受付が開始されてから数か月しか経過していないことも理由として
あげられますが、作るのが面倒なだけで持ってても意味がないと思われている方が
多いのかも知れませんね。

冒頭お話ししたようにこのようなカードの申請が始まっていることすら知らない
技能者・事業者もかなりおられるようです。

そして、なんと!申請内容が違ってて、時間かけて申請して半月も経過したころに
申請書類(データ)差戻しになって、また手続きをやり直さなければならないことに
なってしまうケースがびっくりするほど多いのも事実なんです!

これも普及が遅くなっている最たる原因なんですね。用意しなければならない
資格証コピーや申請書の記載項目は多数で内容も複雑な点がなんとかならない
ものかと常々思うものの、

一枚のカードにすべての情報を漏れなく正確に入れ込むための事前手続きは
どうしてもこうなってしまうようですね!

もうちょっと間違えやすくなく、簡単になるといいなとは思いますし、
一般財団法人建設業振興基金のご担当者もそう思ってはいると思います。

しかし悪戯に複雑になっているわけではないので、このサイトの別記事で
間違いやすい部分を説明してますので、そこでポイントを知っていただいて、
やり直しの痛手を被らないように事前知識を備えていただくのがひとつの
最良の策かなと考えてます。

まとめ

可能なかぎり手間なくカードをゲットしていただいて、
それからはもう、どの現場でもピピットカードを通すだけ!!

そういう状況を最短で得てもらい、
このカードを大いに気分よく活用いただきたいと思います。

 

 

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